テスト
ロイヤルハワイアンが太平洋のピンクパレスと称されるのであれば、お隣のモアナサーフライダーは、ワイキキのファーストレディ。
1901年に開業したサーフライダーは、ワイキキに最初に開業したホテルとされています。
ロイヤルハワイアンの玄関は、カラカウア通りから少し入ったところにありますが、サーフライダーはワイキキのフロントストリートに面しており、雰囲気も賑やか。
館内はホワイトを貴重としたインテリアに、ウッドフロアの木目調が落ち着いた感じを漂わせています。
ビーチとの間には立派なバニヤンツリー、こちらは開業直後の1904年に植樹されたそうです。
このバニアンツリーを囲む中庭では、むかし、全世界に向けてハワイの伝統的音楽を、ビーチの波の音とともにラジオで発信していた番組「ハワイコールズ」が生中継で収録されていました。
おそらく日本で一番最初の、ハワイアンソング人気の火付け役になったこの番組は、世界中で400ものラジオ局に配信されていました。
世界の多くの人々にハワイの素晴らしさを伝え、いつかハワイを訪れてみたいと憧れるようになった、ハワイコールズ。
モアナサーフライダーホテルには、このハワイコールズを含め、ホテルの歴史をたどることのできる部屋があるのです。
モアナミュージアムと名づけられた部屋は、フロントの上部2階にあります。
さまざまな写真や資料が展示される中に、ハワイコールズの展示コーナーもあります。
テレビも普及していなかった頃、ラジオから流れる音楽と波の音に、太平洋にぽつんと浮かぶ南国の島に想いを馳せ、いつかはハワイに行ってみたいと世界中の人を惹きつけたハワイコールズ。
いま、私たちがネットなどでハワイの情報をチェックし、次のハワイ行きを心待ちにしているのと同じように、古きよきラジオ番組がその役割を果たしていたのかもしれませんね。
そんなモアナミュージアムのそばには、2階からカラカウア通りを見下ろせるテラスがあります。
通りを行き交う人々や車をぼんやり眺めながら、ちょっとハワイの歴史に想いを馳せてみれば、新しいハワイを発見できるかもしれません。
ちなみに、週に3回、午前中にホテルスタッフによるヒストリカルツアーが開催されているようですが、英語ガイドのみのようです。
また、ホテルの歴史はホームページでも詳しく書かれています☆
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